ゾーンブリッツでみごとにINT

 スーパーボウルで、前半終了間際のラストプレー
 これについて、「イーグルスファンの独り言」さんのブログで、
 http://green.ap.teacup.com/eagles/
 解説を見ました。
 あくまでも ・・・独り言さんの推測ですよと謙虚に言われていますが、
 アメフトのおもしろさが、凝縮されたようなプレーだったと思います。

 っと、言うのも・・・
 この逆の立場と言いますか、オフェンス側で、
 同じようなプレーでTDパスを投げるセインツQBブリーズを、
 何度か見たような気がします。
 ゴール前数ヤードで、左WRにセットしたコルストンやヘンダーソンが、
 中央に向かって斜めに走りこみ、素早いパスが低く決まってTDになる
 そんなパターンです。

 何であんなやすやすと決められるの???
 あんな簡単にゴール前からTDが決められるなら、いつもそうしたら良いのに〜
 くらいにしか思いませんでしたが・・・
 あれは、ディフェンスのMLBのポジションとか動きとか、そう言うのを読んで、
 あそこのゾーンが空くことを予想して 推理して その結果として
 開くべきゾーンにWRが走りこみ 速いタイミング=空いたタイミングで、
 パスを投げると言うプレーだったんですね。

 それと同じようなプレーを きっと あるいはもしかしたら
 カージナルスのQBワーナーも狙ってくるかもしれない。
 あるいは、そこを狙いたくなるように、OLBのハリントンに、
 DEのような位置にセットさせ、LB陣はブリッツに入るぞ!
 っと言うポーズまで見せ、スナップと同時にMLBが猛烈にブリッツに入る。
 それを見たQBワーナーには、ディフェンスラインの後ろのゾーンが空くのが
 見えたのでしょうね。
 きっと「やった! TD!」っと思った瞬間
 そこには、いないはずのDEの位置に居たハリソンが立っていた。
 きっと そんなところなんだと思います。

 こう言うディフェンスを、セインツにもやって欲しいです。
 ハリソンの個人能力も凄いんでしょうけど、決してINTの能力の高い選手でもないと
 思うんです。でも、こうしてあんな大切なシーンでINTしてしまう。
 それも 相手QBのミスとか、パスが誰かにチップしたとか、
 そう言うのじゃなくて 自信を持って投げ込まれたパスを、
 カラダの正面でキャッチしていますよね。
 そんな一見 ごっさんINTだから、リターンTDも出来たような気がします。


 スティーラーズのことを 古いスタイル保守的なチームかと思っていましたが、
 どうしてどうして こんなディフェンスは 新しいとは言い過ぎかも知れませんが、
 古いガチンコ勝負じゃなくて クレバーな頭脳プレーのチームなんですね。
 セインツのディフェンスの方が 案外時代遅れだったのかも知れませんね。