RFA選手の行方を予想

 RFAの資格を得るのは、NFL3年目を終えて契約が切れた選手です。

 4段階のオファーをチームが提示することが出来ます。
 オファーの提示が受けられない選手もいます。その場合はUFA(制限なしのFA)
 になるようです。

○RFA選手への4段階のオファーは、
 最上級は 2.792ミリオンです。 このオファーを提示された選手を他チームが、
 獲得する場合には、ドラフト1巡指名権と3巡指名権を譲渡しなければなりません。

 2段階目は、2.198ミリオンです。 この場合はドラフト1巡指名権を
 3段階目は、1.545ミリオンです。 この場合はドラフト2巡指名権を
 4段階目は、1.01ミリオンです。 この場合は入団時のドラフト指名権を、
 それぞれ譲渡することになります。


 このRFAになる選手の多くは、ドラフト外での入団の選手が多く、
 最後の4段階目のオファーは、あまり意味がないことが多いようです。
 ただ、セインツの場合は、ドラフト上位以外の選手と3年契約を結ぶことが多く、
 悩みどころにもなります。


 今年のセインツの選手でこのRFAになる選手は、
 ・G ジェリー・エバンス  WRランス・ムーア  Tザック・ストリーフ
 の3人 他には WR(リターナー)コートニー・ロビーやDTスタンリー
 CBリー・トーレンスもいます。

 問題になるのは、はじめの3人ではないかと思います。
 Gジェリー・エバンスは、出来ることなら、ここで一気に長期契約をするべきだと
 私は思います。
 オファーとしても、2段階目の2.198ミリオンをオファーして、確実にキープしたいと
 思います。
 幸いまだ プロボウル等に選ばれていないので、今のうちに長期契約をした方が、
 返ってお得なんじゃないかと・・・ 思えてしまいます。

 次に WRランス・ムーアですが、彼はドラフト外入団 しかもPS時期が長い
 活躍したのも実質08年シーズンだけです。
 せいぜい3段階目の1.545ミリオンも出せば充分じゃないかと思います。
 4段階目でもいいんじゃないかと思います。
 ムーア自身ももう1年ブリーズと組むことで、2年連続しての実績を作った上で
 UFAの資格を取り、大型契約につなげる方が賢いように思います。
 今 他のチームに行って成績を落としてしまっては損です。
 もう1年セインツでQBブリーズと組む方がいいんじゃないでしょうか。
 そんな理由で ムーアの流出はそんなに恐れなくても良いような気がします。

 一番難しいのが、Tのザック・ストリーフです。
 彼は、花の06年組みのドラフト7巡指名選手です。
 コルストンの少し前に指名された選手です。
 で、もしも4段階目の1.01ミリオンでオファーを出し、
 他チームに流出するようなことになれば、7巡しか手に入りません。
 かといって、3段目の1.545ミリオンを控選手に出すのも・・・
 ムーアとのバランスを考えても・・・
 FAになるスティンチコムとの契約がどうなるのか?
 一旦は4段階目のオファーを出しておき、スティンチコムとの契約が
 出来ないときには、他チームがストリーフのオファーを出してきても、
 それに対抗する。スティンチコムと契約が合意できれば、
 無理にストリーフにこだわる必要が無くなります。
 昨年のCジェフの流出もありましたが、セインツは今後
 OLのサラリー上昇に悩むことになるのかも知れませんね。
 Gのポジションをネスビットから奪ったコール・ニックスにしても、
 ドラ5巡での入団ですから、2年後にはRFAになるでしょう。
 そのとき エバンスとの兼ね合いも出てきそうです。


 それ以下のRFA選手は もともとFA選手として昨年セインツに
 入って来た選手です。
 目だった活躍も無いと思いますから、実質FAなんじゃないかと
 思います。