シーズン前半戦を終わってデーターから見ると・・・

一番気になるところは QBブリーズのサックの多さです。
2006年ー18サック
2007年ー16サック
2008年ー13サック(ちょっと驚異的かも)
2009年ー20サック
2010年ー25サック
そして今年ここまで8試合ー19サックです。このままのペースでいけば、38サックにもなります。先週のラムズ戦が酷かった(6サック)ですから、これは特別だとしても35を超えそうなサックス数になります。
OLの問題もと捉えることもできます。でも、私はそれ以上に別の問題と思っています。

パスを投げた数、パス成功数、INT数の順に並べてみます。
2006年 554 356  11
2007年 652 440  18
2008年 635 413  17
2009年 514 363  11
2010年 658 448  22
2011年 343 242  10 (ここまで8試合)
パス成功率は 65〜70%でほぼ維持できています。
スーパー優勝した年が なんと一番パスプレー事態が少ないのです。苦戦したイメージの多い昨年とか、07年とかはパスが多かったこともわかります。
で・・・ これを『ランプレーを増やすべし!』とは思いません。 私の考えでは、試合の前半でリードできていなかった試合が多かったのだと思います。ゲームプランがビシッとマッチした試合は、最初の2,3回のドライブで必ずと言っていいくらいTDをあげて、試合を有利に展開しています。そうなると必ずしもコルツ戦のような一方的な展開にならずとも、自然にランプレーが増えて TDよりも時間をつぶしに行っていたように思います。
試合の後半は パスをビシビシとコルストンに投げてTDを奪いに行くドライブと、ランを絡ませてじわじわと責めるドライブとまるで別のチームかのような そんな感じさえしました。そう言う試合が多くなると、自然とパスが減りINTも減り ランが増えるから 食らってしまうサック数も少なくなると思います。

今シーズンのここまで8試合は コルツ戦を除くといつのドライブもめいっぱい、いつものセインツです。こうなると自然とパス数も増え、それに伴ってサック数も増えてしまう。
第1Qでしっかりリードをして、第2Qで点差を広げ、第3Qでは、相手が追いついてくるのをじっくり待って、それまでは時間をつぶすドライブを繰り返す。で、相手が得点を挙げて迫ってきたら、次のドライブでは満を持して長めのパスを2つ程絡めて いっきにTDを奪う。で、またじわじわドライブに戻る。そんな試合展開が無いんです。今年はここまで。

もしかすると、ロックアウトの影響で 各チームのゲームシステムが出来上がっていない状況でシーズンインしてしまい、セインツの立てるゲームプランが外れてしまってきたのかも知れません。逆にいつも自分経ちのプレースタイルを続けている感じのパッカーズが 連勝してきたのかも知れません。 この大胆素人分析が当てっていたら、まだまだ大丈夫でしょう。各チームのシステムが固まる後半戦こそ 本来のセインツのゲームプランが 当たって行くかも知れません。
2戦目となる 次のバッカニアーズ戦は ただ勝てばいいんじゃなくて、前半にリードすること、後半はドライブごとにチームが違うような攻撃ができるかどうか。その辺も見所になると 最高なんですが。